2011年12月29日木曜日

JACET8000で遊んでみた

以前自主ゼミで、Genius English Course 1 Revised Lesson 8を使った時に
先生が、一気に単元の単語全部が導入できたらいいね、という趣旨のことをおっしゃっていた。

いやいやいやいやいやいやいや。。。
というのが、その時の正直な感想。

しかし某大学の某教授も推薦とのことだから(それは中学校の教科書全単語だっけ?)
割と真面目に考えることにした。
で、最近結構ずっと考えていた。


最初は、
セマンティックマッピングとかで興味を引き付けながら…
テストでるぞ!!みたいな活で…
チャンツを使って…
等々の案を考えていたのだけれども、

冷静になってみると、やはり全単語(本気出して)導入する必要はないのでは、と思った。
最高で半分くらいの量で済むのかも、とか。とても楽観的。
以下でそう思っている理由を書こうと思う。


サンプル単元として、上述教科書のLesson 8 "Ant Communication"を考える。
新出単語(ページ下にリストされているもの)は以下の通り:
rhapsody, trial, total, except, polar, species, exaggeration, march, procession, individual, secrete, pheromone, gather, companion, quality, guide, trail, chemical, creature, orient, warn, succeed, society, distinct, ancestor, sensor, prosper, hardworking, thus, successful, mainly, measure, quantity, conversation(レンマ数で34個)

さて、ここでいくつかのステップを踏む。

①全ての単語をdecontextualizeする必要があるか。
単語の導入となると、一般的にはリスト化して提示する等の方法が考えられる。
こういうのを多分decontextualizationという。多分。。。少なくともここではそう呼ぶことにする笑

しかし、Nation(2001)によると、そのような扱いは高頻度の語彙だけでよい。
逆に、低頻度の語彙は、Guessing from the context等のテクニックを使う機会とする。
ここで、この記事では高頻度語彙を、「JACET8000のレヴェル3以下」とする。
この基準で、「高校の教科書やセンター試験レベル」(相沢、2010)。
また、これ以上のレベルの単語は、とりあえず受容語彙でOK、とも言えるであろう。

さて、上の34のレンマのうち、レベル1-3に該当しなかったのは、
rhapsody, polar, exaggeration, orient, distinct, procession, secrete, pheromone, orient, distinct, sensor, prosper(12個)である。
この時点で、22個の単語が「本気出して導入」の候補に残留している。

②Word partsを使って楽に導入
22個の中で、
hardworking, mainly, successfully
の3つは、Word partsとしてなじみのある要素の組み合わせと考えさせると、楽に学習させられる。
つまり、これらもdecontextualization無しで良いかもしれない。(悪いかもしれない。。。)
残りは19個。

③カタカナ語からの導入
上の19語のうち、
trial, total, march, guide, chemical
の5つは、カタカナ語でなじみがある。よって、learning burdenは少ないと考えてよい。
したがって、他の語彙とは異なる扱いをすることになる。

上の①~③のステップを抜け、残った14個の単語が、Lesson最初の導入の対象語彙となる。

* * *

もちろん、上の論には相当問題がある笑
まず、JACETの3以下という設定が気に食わない方がいらっしゃるのではないか。
また、JACETで4以上だからと言って、トピック関連語であれば無視はできず、後続の授業で説明や特別な注目をしたGlossingが必要かもしれない。
Word partsやカタカナ語を使ったとしても、依然何らかの形で個別に指導する必要はあるだろう(特に発音)。
さらには単語のみならず時には(というか大抵)熟語の導入も必要だ。
また、他のLessonでこううまくはいかない可能性も(しっかりと)ある。

しかしながら、上のように単語の導入にメリハリをつける、というのは大事だと思う。
その結果、最初の授業で導入する単語が減り、一番最初に述べた理想論を現実的にしたと思う。
どっかの本の受け売りだから、更に自信もって言えるのだけども笑

まあ結局は、そのLessonそのLessonにあった対応が肝心なのでしょうね。
とか曖昧なこといって丸く収める戦法。今日はこれで堪忍ということで。ドロン。

2011年12月28日水曜日

2012年のsmallerを振り返る

さて、明日が冬期休業前最後の授業日なのですが、私は授業ありませんので、今日で晴れて冬やすみです。
ということで最高に頭わr…勤勉な大学から喜々とs…泣く泣く休暇を一週間とることになり、年末モード一気に突入しました。

ということで、年末恒例、大振り返りを始めたいと思います。

まず、今年は「妄想フィーバーの年」でした。
誤解のないように説明させていただきます。


①思考が熟成するという感覚
最近感じてたことです。

今年は英語教育について多くの本を読み、多くの良い授業をみさせていただきました。
そういった経験が自分の中に結び付いたとき、発信や人とのシェアを求め始めました。
何かが自分の中に「熟成」して、初めてそういった外部との効果的な交流ができるのかな、と思っています。

今まで感じていた、安易なペア、グループ活動への違和感とも結びついているかもしれません。

②ゼミ
3年になって、前期と後期にそれぞれ自主的にゼミを開かせてもらいました。

前期は、はっきり言ってかなりつらかったです。
どうやって会を進行しようかとか、活性化させようとか、そんな気持ちが空回りして、一人相撲をとっていたように思います。
僕がイニシアティブをとるのではなく、みんなの意向で動かすんだ、という気持ちが大きすぎたのかもしれません。
気づいたら最初にいた地点からずいぶん流されまくってた気がします。

最初にテーブルに着いた人間は、たまたま最初だったのかもしれない。
それでも、何か具体的なものを示して、しっかりとそれを一貫させる。
そうすれば後が意見を出しやすいし、変えていける。
自分のO型人間さはこういう時にいらないのだな、と学びました。

後期は、今のところその反省を生かしてうまくできている気がします。
僕の中で明確なビジョンや目的が見えたところで始めたのも功を奏している気がします

本当に、教材の料理のレシピを増やしたいです。
今は生徒の実態も少し実習でつかめたくらい。
だから逆に、今は「妄想」して、どんどんレパートリーを増やしたい。
「手段の目的化」も、だから、今は別にいいかなと開き直ってます。
もっと本読んで溜めて「熟成」させていきたいですね。

③教育実習
今年はこれ抜きでは語れませんね。
今となっては「ツラカッタ。。。」しか思い出せませんが。

本当にちょっとでも先生の仕事が垣間見れたこと。
初めての、学校の生徒ができたこと。
それだけでも貴重な経験でした。

それと共に、「大きな枠組みの中の一つの授業」ということを学びました。
また、どれだけ生徒を「見る」ことができるか。
これからの自分のコアになっていく部分かな、と思っています。
高校教員志望ですが、中一を見た経験は本当に宝物だと今は心底感じています。

④穏やかな気持ちでいること
自分は最近、ずいぶんイライラしやすくなったと自覚しています。
人からも指摘されることが多くなってきたように思います。

これはある意味いい傾向だとも思います。
以前の自分は、自分を消すくらいの勢いで周りを気遣って、感情を抑えていたように思います。
最近は特に、友人たちは家族のように親しく、文字通り「気の置けない」関係になってきたように思います。
だから、イライラは出るし、本音も出る。

でも、それでもやはり、穏やかな気持ちをもつことはとても大事です。
それは見せかけの余裕ではありません。
本当に心が落ち着いたとき、周りの友人たちと更にいい関係が結べると信じています。
そして、僕自身の成長となるのだと思います。
それが、今までの、そしてこれからもずっと私の理想の人間像です。


とりあえず来年の抱負は、「京浜東北が先に来たから乗ったのに山手線に抜かれたというだけでイライラして隣のおじさんに水球仕込みのケツアタックかまさない」です。

2011年11月27日日曜日

森を見て、木を見ず

「メタ」という言葉がありますね。
なんか2つ以上のものを普遍化した、みたいなあれです。


最近思うんですが、ちょっとドが過ぎませんか?
もっと一つ一つのことを考えてもらわなきゃ困る。
「違い」を考えてもらわなきゃ困る。

* * *

外に出てみればわかるでしょ。
すぐにわかる。
おんなじ景色なんてどこにもないでしょーが。
少し移動してみれば変わった場所が出てくる。
少し体の向きを変えれば違う場所にみえる。
同じ道でも行きと帰りじゃ全く違う。

人だってそう。
違う考え方。違う好み。違う人生観。違う楽しみ。
人それぞれ。
同じ人でもちょっと見る目を変えれば、違った部分が見える。
だから同じ人間と40年も50年も付き合えるんでしょ。

金子みすずの詩にもあったでしょ。
「みんな違って、みんないい」
はやったから覚えてるでしょ。
色んな人が批判したから覚えてるでしょ。
でもほんとそうだよ。
香山さんも言ってるけど。
「みんながみんな成功者になれるわけじゃない」んだよ。
「みんながみんな頑張れるわけじゃない」んだよ。

「日本はだめだ」とか言ってるけど、何がダメなの?
向上心とやらがないからダメなの?
向上心がなかったら幸せになれないの?ダメなの?ゴミなの?ポイ捨てされちゃうの?
そんなんなくても必死で人生楽しんでる人っているんじゃないの?
てかのんびり幸せ感じてる人もいるんじゃないの?
それで何が悪いの?
「草食系」だから悪いの?
それもうもはやシマウマさんetcを侮辱してるよ。


僕は向上心ない人代表だから言わせてもらうけど、
別に向上心ないけど僕は今の生活、結構満足してるよ。
多分将来、そこそこの生活で満足してくよ。
悪い?
この反語の意味もわからないかもしれないからあえて言うけど、
別に悪くないじゃん。
あんたのためになんか生きてないよ。
自分で満足してるんだからほっといてよ。

それでも僕に「もっと向上心を」とか「気合を入れろ」とかいうのなら
それってもう独裁政治みたいだよ。
だって全部上からの押しつけじゃない。
そんな独裁政治断固反対だよ。

今の自分割と好きなのに。
なんで「お前はカワイソウだな、向上心を持たせてくれる機会もなくて」みたいな顔すんだよ。
俺はそんなお前がカワイソウだよ。

* * *

って言われたらどうします?
それでもケツひっぱたいてみたりアメでつってみたりして、
何とか「社会形成に貢献できる人材」を育てなきゃいけないんですかね。

最近こんなこと考えてますが、
私にはさっぱりわかりません。
多分一生わからないでしょう。
ただ一つ言えるのは、全体での大きなダイナミズムの中で捉えたとき、
学校教育は本当に限られた効果しかもってない気がします。

といっても、それでも私は教師になる気満々ですけどねw

2011年11月1日火曜日

幸福ってやつについて(恨みつらみをぶつけるの回パート1)

昨日くらいに(すでに記憶があいまい)昔書いたポストを読んでました。
この年になると、昔の自分に感心するものなのか。
それとも自分が忘れっぽいのか。

はたまた退化しているのか。ひえー。。。

* * *

幸せになりたいという願望は、少なからず誰にでもあるのではないでしょうか。
そんなとき、でも本当に私たちは、「幸せって何か」考えているのでしょうかね。しょう金。

というのも、「幸せ」というものは、それをピンポイントに狙って手にするものではないんじゃないでしょうか。

上の仮定の下、今回は少しばかし語ってみようと思いますよ。『語る大捜査線』ですよ。

* * *
「幸せ」ってどこにあるんじゃあぁぁああああ!!
どこにもないいんじゃあああああ!!

幸せは概念でしかありません。
具体物ではないのです。

もっと踏み込んでいきます。
「幸せ」は感情の一種と言ってしまっていいでしょう(大雑把なのでお怒りになる方もおられるかもしれませんね)。「幸福と感じる」ことです。
では、感情はそれが何かに先行するものなのでしょうか。
私はそうは思いません。
誤解を恐れずに言うと、
『「幸せ」は感情なので、副次的なものでしかない』
ここでいう「副次的」とは、「それ自体が最初にあるのではなく、何か他のことがあって得られる」と定義しておきますよ。辞書的なものは…なにそれおいしいの(流行に乗った)

そして上の文を別の言葉で言いかえると、
『何か他のものがあって初めて幸せを感じる』
となります。

具体物ではない、ましてや、それ自体が初めにポンとそこにあるわけではない。
それを「探す」というのは、なにか空をつかむような心地がするのは、全く道理にかなったことだと思います。
ということで、巷で言う「幸せを探す」というのは不毛だと感じています。

僕の大好きなバンド The Frayも歌っています。

Happiness is like the old man told me:
"Look for it, you'll never find it at all.
But let it go, live your life and leave it.
Then one day, you'll wake up and she'll be home."



Don't try to find happiness, but try to find and do what you'll be happy to do...


(追記)
ただ、上でも書いたように、
「幸せになれそうか」
というのは、迷った時の試金石になりえるのは言うまでもありませんね。

また、より多くの幸せを、
今していることや日常から掬いあげて、
それを胸の中で愛することも。

2011年10月30日日曜日

ふわっと豆腐論、採用

いつか哲学の本に、「哲学とは本質を切り取ったもの」という記述がありました。(多分)

そうやってキッチリと言葉にして、後世に残ります。

するとそれが多くの批判にさらされ、少しづつ形を変え、

より多くの「事例」に当てはまるように書きかえられます。

その最後の「とりあえずこれが今のベスト論」が、哲学ということでしょうか。(完全なる持論)






さて、それは全ての学問に当てはまるのではないでしょうか。(完全なる持論)

科学の例がよく引き合いに出されますが、

ニュートン力学は「世界を記述する」理論として謳歌していたわけですが、

アインシュタインの理論がより多くを説明可能にしたことから、「第一線をおひき」になった。
(それでも使える限りでは簡便に住む前者が使われるそうですね)

言葉にしてキッチリと残しておくと、それを批判して、改善してくれる人が(自分含め)出る。

まるで鍛冶屋が刀を何度もたたくように、洗練していく。

その批判の歴史、改善の年月が、学問の立つところなのでしょう。それはまさしく権威です。


(上のは全て持論。。。)

* * *

私は、「キッチリ鍛冶屋論」を破棄し、「ふわっと豆腐論」を採択します。

私は、学問をつくれません。

でも、私は私を生かしていきます。それが仕事です。

私自身がよって立つところは、角々しくない、リロンブソーもない、

高くもない、ノイズもない、固くもない、

苦しくない、そういうところがいいです。

「叩いて曲げる」のではなく「ふわっと包んでとりだ」したいのです。

それはふわっとした豆腐を包み込むような、


夏の日の午前二時に、雨の後、生ぬるい匂いのする木漏れ日の中を歩いている時のような、暖かくな眼差しのような世界観だと思います。

2011年10月23日日曜日

生命力

風邪ですね。


薬も飲んで、漢方なんかも頂いたりして。


でも結局風邪を治すのは体なんですの。



無意識に熱をあげて、無意識に咳をして


体君は、本当によくできてますなあ。

2011年10月16日日曜日

ROSVと今後の課題

ROSV(Reflection on Summer Vacation)です。
すみません、最近「何でも頭文字取りたがり病」なんです。

世間広しといえども、うちの大学ほど長い夏休みも珍しいでしょう。
ので、しっかりと反省、今後の課題をまとめておきたいと思います。

…ええ、口調からもわかるかもしれませんが、かなり思いつきで行かせていただきますよ笑


「○○やった」形式はあまり生産的でないので、
①何を得たか
②何が課題か
③具体的に何をしていきたいか
の3本立てで行きますよ。れっつごー。


- 教育実習で、初めて教壇の前に立ちました
①とても新鮮な経験でした。生徒は教室でどんな生物なのか少しわかりました。笑
②と同時に、こういった生の経験がまだまだ足りないと実感。。。やはり生きた授業をその場で、大きな最終的な目標や授業観を聞きながら視聴する、または組み立てるという経験が、これからもっと必要だなと感じました。
③また実習行きたいです(終電はもう嫌ですが笑)が、そんなことはできないので、また学校ボランティアに行きたいです。地元の市で見つけられれば楽なのですが、難しそうなので、大学経由ですかね。。。

- 考えることの大事さ
①教育実習中や時間のある夏休みに何をしていくかなど、考えたときに全てに対して「目的」をしっかりと考えて、組み立てていくこと。
③後期、小免組もかなり暇になりそうです。ボランティア、+αの授業、バイト、教採の勉強、英語の勉強、韓国語の勉強などなど、具体的にどんな配分で、どんなスタンスでこなしていくのかを考えていきたいですね。

- 知を得る→判断、行動に積極的に役立てていくことの大事さ
①大切ですね
②足りてませんでしたね
③とりあえず輪廻転生から解脱したいと思います!

後は確か実習前に振り返りをした気がするので、とりあえずこんな感じでしめます。

2011年10月10日月曜日

Not only learn; but ACT on it

http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A6%E5%99%A8%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E6%B1%BA%E6%96%AD%E6%80%9D%E8%80%83-%E6%98%9F%E6%B5%B7%E7%A4%BE%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%80%A7%E6%9C%AC-%E5%93%B2%E5%8F%B2/dp/4061385011/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1318253687&sr=8-2


瀧本哲史先生の『武器としての決断思考』、非常に勉強になりました。
今日は先生の教えの中で特に今の私が「タメになった!!」と興奮した教えを紹介させてください。


それは、「教養は使って初めてナンボ」ということです。
(先生はこのような言い回しはしていません。また、私がこう解釈した、ということです。「そんなこと書いてなかったわい!!」という方、非常にごめんなさい。著者にもごめんなさい。。。)


今思うと、大学三年間、いろいろなことに首を突っ込んできました。
初まりは構造主義。それから哲学、NLP、インド哲学、仏教、フロイト心理学、ラーメン、空の思想、論理学などなど…なんか変なの混じってました?

しかし、私は一体この中のどれを武器にできて、どれを考え方の基盤とできたのでしょうか。
一体どれくらいがただの知識、うんちくになってしまったのでしょうか。。。

僕は今まで、謙虚で、学び続けなければならないと感じていました。
だから、一つの考えに固執するのではなく、多様な考えを取り入れたい、受け入れられる人間になりたいとも思っていました。

ただ、私はそれを今まで答えを出さない、考えない口実にしていたような気がします。
自分の考える方略をしっかりと持ち、筋道を持って自分なりの結論を出す。
そして、その際に著者が説いている「ディベート思考」や、私が今まで学んできた上にある多様な考え方や観点が役に立つのでしょう。
知識を力に。力を人生に。その時初めて教養が実を結ぶのでしょう。
それが「学ぶ」ということなのでしょう。
その大切さを学んだ気がします。

2011年9月18日日曜日

これまでの実習を振り返って

教育実習も残り一週となりました。これからの方に反省を生かしていくためにも、あえて今、ここまで学んだことや反省点をまとめておきたいと思います。


今回は、次の5点を主にまとめたいと思います。もちろん他にもたくさんあります。しかし、今は焦点を絞って反省したいと思います。

  1. 生徒を見て授業をする
  2. 宿題は、flexibleなもので、intakeまでされていることが最低条件
  3. 授業の目的をはっきりさせる
  4. 生徒に「教える」ために、教材研究は徹底的に
  5. キカンジュンシの目的
上から順に反省していきたいと思います。陰鬱な反省タイムスタートです。。。

①生徒を見て授業をする
これはまさに当たり前のことですが、今でも完全にできていると思いません。視線はやっていても、「次なんだっけ」とか「本文の内容は…」とか考えていて、上の空になっていることが多いからです。最初のころ、生徒が水を飲んでいたらしいのですが、全く気付きませんでした。右手前の生徒が本当に退屈そうにリピートしているのに最近まで気づきませんでした。生徒の興味が向いているのか観察するために、また向けさせるためにも、これは大事ですね。「前って本当に何でも見えるんだからな」、と心からいえる教師になりたいものです(監視的な意味だけではなく)。

②宿題はflexibleなもので、intakeまでされていることが最低条件
今回、毎回の授業で宿題を出しました。しかし、そのやってこないことやってこないこと。正直生徒の優秀さに甘えていました。モチベーションの高い、低いは本当にまちまちです。ですから、無理に多くをやらせるよりは、少なくとも初めは量や難易度は自由にするべきなのかな、と感じました。また、僕の宿題の出し方が、余りにも自己表現を自由にさせようとするものでした。生徒が何をすればいいのかわからない、単純にキャパオーバーということもあったと思います(辞書などを使ういい機会なのかなと思ったのですが、指導不足でそんなにうまくいきませんでした)。よって、授業で完全に理解させoutputのレディネスができていることが最低条件だと感じました。また、学習段階によって自由度を変える必要ももちろんあるのだと思います。

③授業の目的をはっきりさせる
これは友人の授業を見ていて改めて強く感じたことです。たとえ学ぶことが多い第1学年でも、しっかり授業の目標をとらえさせ、あやふやにしない。そのためにも、フォーカスのきいた授業を組み立てる必要があるなと感じました。

④生徒に「教える」ために、教材研究は徹底的に
この前の授業で、文化や言語に関する授業を行いました。その中で、生徒の興味をひくためにブレインストーミング(もどき)をしたのですが、そこで風呂敷を広げすぎてしまったり、あいまいな知識ゆえに生徒からの予測していなかった反応にきちんと答えられなかった、ということがありました。「嘘」は生徒の信頼を最も失う行為だと感じています。「教える」ためにも、これは大事ですね。

⑤キカンジュンシの目的
これは最初から最後まで難しさを感じました。僕は最初、生徒のころの印象から、ついキカンジュンシを「監視」の面からしか捉えられていませんでした。しかし、実習中いろんな方の授業を見たり考えたりする中で、他にも多くの側面があることに気づきました(これぞかめさんですね。。。)。生徒の理解度を見る、どれくらい終わっているのかを見る、ほめる、フィードバックを与えるなどなど。特に、この前研究授業の際に長期研修の先生がおっしゃっていた、「キカンジュンシは宝探し」という言葉が非常に印象に残りました。


* * *

重ねてにはなりますが、本当に多くの反省点が挙がりました。最後あと少しですが、少しでも多く改善していけたらと思っています。

2011年8月27日土曜日

夏休み:これまでの3つとこれからの3つ

夏休みが始まってから早一ヶ月半経ちました。
昨日まで忙しかったこともあり、今日は生産性0の一日を過ごしてしまいましたが、明日はまた予定がありますし、気合を入れ直さなきゃいけません。
そういう意味でも、これまでの反省と今の自分を見直す、そしてこれからの展望をはかるいいタイミングなのではないかと思いますので、つらつらと書きます。私は夕焼けの柔らかな日差しにうつらうつらしています。

***
<これまでしてきたこと>


①英語教育のお勉強

最近は特に語彙の習得に興味がありましたので、Nation(2009)を暇な時やら電車の中で読んでました。昨日の中央線の中で読了しましたが、研究の書というよりも実践者へのアドバイスを最も意識している感じがしました(と言っても学術書そんなに読んでいるわけじゃないんですけど☆)。

内容と思ったことは近々こちらにまとめたいな、と思っている次第ですが、いかんせん今ちょっとエンジンがかかっていないんでいつになるかわかりません。。。

語彙のことだけでもこれだけ気にしなければいけないことがたくさんあるのだな、という素直な驚き・げろっ、という恐怖が残ったということだけ今書いておきます笑。個人的には「キーワード法」の説明と、「コンテクストから未知語の意味を推測する方法」がまとめてあった点がとても嬉しかった点です。買いものした甲斐がありました。「嬉し買った」です。はい。

そして、大学の授業で「集中演習D」なるものをTAとしてとっていました。クラスでは英語だけしか使えない決まりで、そんな中参加者はスピーチの仕方を学びました。相当タフな授業で、参加者はお昼をとる時間さえないのでは、という勢いの時もありました。しかし、それだけ目に見えて成長を遂げていました。たったの5日間でこれだけ変わるのか、というのが終わってみての正直な感想です。

集中演習で学んだことを3つ程。

  1. 集中的にやるべきことと継続が大事なことがあること
  2. 集中的にやることの効果の絶大さ
  3. 活動の目的の明確化;活動で学んだことがいかにスピーチで使われるのかを意識
そして、これはおまけのようなものですが、自分の作り出す空気の特徴を学んだような気がします。授業者として前に立った時、私は勢いや間で注意をひきつけることができるという自信がつきました。自己への偏見を取り払って、気づきを得ることができたように思います。そういう意味でも、充実した5日間でした。なにより、参加者の充実感が伝わってきたように思います。



②英語を使おうとしてました

最近は、CNN等でニュースを聞いてました。実は今までやっていたことではあったのですが、今まで以上に集中して内容をとろうと思ってやっていました。皮肉にも3.11が理由だったのですが、とにかくアメリカやリビヤの状況にこれまでになく詳しいと思います。

他にもKate ChopinのThe Awakening を読んだりしてました。自分には今はやりの恋物語的な現代小説よりも文学作品の方が性に合ってる気がします。(実は巷で売れているドラキュラ恋物語を英語でよもうとして、途中から恋愛一辺倒な描写になり、倒れそうになって断念した経験があります。。。)

③旧交と新しい出会い

オーストラリアで作った友達の何人かと会いました。あっちでそんなに仲良かったわけでもなかったのに会えたり食事したり、素敵な時間でした。

一人とは何故か秋葉原まで言って同人系のくそげー(といったら怒られるだろうけど笑)の店に入って、どれが一番エロい名前か探したり、何故か秋葉原でダーツバー入ったり、そもそも久しぶりの再会でラーメン食ってたり、楽しかったです。

新しい出会いも僕にしてはそこそこありました。友達の誘いに乗って英語科単身でアジ研の滝サー合宿に参加したり、集中演習期間中にカラオケに行ったり多少無理してでも損得勘定抜きに新しい出会いを大事にしました。

群れるとか傷の舐めあいとか、利益があるとかないとか、世間的にどうだとか優秀な人なのかどうかとか素敵な人かどうかとか。そんなの関係なく、やはり人とのつながりは一つひとつが素晴らしいものだと再認識しました。

④バイトしてました
集中演習期間から行けていないのですが、それまでそこそこに働いていました。そこで感じたことは、生徒との信頼関係がいかに指導に影響するか、そして指導能力がいかに信頼関係に影響を及ぼすかということです。どちらもかけてはならず、相互に影響し合っています。漠然とした像にはなりますが、将来はどちらの資質も備えた教師になることが目標です。

⑤実習準備してました
指導案作るのが大変で家に帰りたくなりました。あ、家で作ってたんですけどね。

⑥ちょっぴり教採の勉強してました

***
★今の自分を振り返ってみると、
①今まで以上に自分の良さが認識できていない気がする(有能感が低い気がする)
②なんだかんだいって英語と教育とがアイデンテティーの一部になっている
③準備不足。。。

***

<夏休み、これからしたいこと>


①英語を使ったバイトまたはボランティア
理想では「バイト」と言いたいのですが、こないだ探したところ「塾」「家庭教師」しか見つかりませんでした。。。あった、と思ったら「正社員」だったりw
実は日暮里の方に良い感じのボランティア先があったので、もしかしたら実習後にそちらでボランティアするかもしれません。

新しい出会いを沢山経験するためにも、英語で何か人の役に立つためにも、是非やりたいと思っています。

②旅行の計画

来年の春ヨーロッパかタイないしシンガポールに行こうと思っています。大学生最後の一人旅になる可能性も高いので、自分探しのためにも是非しっかり準備していい旅をしたいと思っています。

③教採の勉強

ちょいちょいとやってきていたんですが、本格的に。学期始まる前までに教育法規くらいまで手をつけたいたいというのが本音ですが、どうなることやら。

④実習(反省まで)
これはもう言わずもがなですね。一分一秒たりとも無駄にしないように、全身全霊で臨みたいと思っています。自分を知る意味でもいい経験にしたいです。

2011年8月11日木曜日

The best way of communication?

Sometimes, we want to persuade people that we are right.
In order to do so, we try to be logical.
And in this case, we want to deliver only what we mean.
In other words, we don't want others to expand what we've said.

Sometimes, we want to entertain others by our words.
In order to do so, we try to use ambiguous words or to imply many things in our words.
And in this case, we want to deliver not only what we want to but what we don't really mean.
Strictly speaking, we want people to understand those words in their own way.
In other words, we might encourage people to expand what we've said according to their own lives.

Even only this proves that there is no such a thing as the best way of communication.
Your way of communication is what you've got and often leads to what you want to get in the relationships.
There are heaps of information about ways of communication: this says this, and that says that.
Don't care and follow what you really think is important in communication.
At least, I'll follow this because my way of communication is what I've got through my life so far, which has given a lot of benefit to me.

2011年7月30日土曜日

If you get stuck: have your own strategy

When you feel you get stuck somewhere, that you cannot think of any good way of getting through a problem or that you cannot decide which way to go, what is your strategy?
It surely happens to anyone, how tough and strong your will is.
So it definitely is a good preparation if you have a certain strategy for that kind of situations beforehand.

My strategy here are as follows:

  1. Observe the problem carefully again, especially trying to find where the cause comes from, and what the bad result it leads to precisely.
  2. Imagine the best situation that you want to get into. Imagine concrete conditions that you want, like how you feel, what you have when you achieve that situation.
  3. Brainstorm the possible solutions. Apparently unrealistic solutions sometimes can be the best solutions so first don't be realistic but just give as many ideas as possible.
And important rules are these below:
  1. Don't try so hard. If it gets tough continuing that tactics, just stop and try another.
  2. Think about my happiness: just keep asking myself, "OK, so now am I happy? Will I be happy if I keep this?" or this question, "Is this making a good effect as I expected it to have?"
  3. Don't be tough. Don't try to do more than what I can do, and if I have done all the things I can do, just let everything as it goes after that. There are many things that I cannot do as much as I can.

What do you do when you feel stuck and want to change something? Well, it might depend on a situation, but I'd be grateful if this article supplied you with an opportunity to think about it and you were happy to take that opportunity.



This thought was inspired by: http://www.earthinus.com/2011/07/tao.html

2011年7月23日土曜日

What is the purpose of activities?

Recently, I started this Blog. And before that, I was writing my ideas on another page, which is kinda closed now.

For almost three years, I've had the habit of night walking. It brings brilliant thoughts to me.

Well, what do I want to say? You'll see in a minute so please keep reading just a bit more.

Yesterday, I was walking at night as usual, and I came up something really important there.
Then I thought like, "Oh OK, I gotta write about this on the blog".
And I just forgot what I wanted to write haha.

To tell you the truth, I used to be able to remember what I thought during night walk three years ago.
However, recently I can not do that.
And I noticed why I can't do that now. Oh, well, it's not aging you know.

I think it's about the motivation. It's the matter of what I aim by thinking.
I started writing and sharing my ideas on some media like blog, papers, and...I don't know.
But anyway, recently I found myself always thinking like, "OK, so the next article is about this".
And seriously, it's not working for me.
Writing and sharing help me to brush up my thoughts, re-think, and find out where I am.
However, it's not my original purpose.
I shouldn't have shifted my original purpose to writing and sharing.
Although I don't stop sharing my thoughts here, because I can manage to bring my aim back to just sharing, brushing up, and making the words not stopping doing this, I definitely have to change something.


And this time, really rare to me, I linked this thought to the class-construction in English Education.
ここのところよく私が意識していたのは、最終的に生徒たちが目標(ゴール)を感じられるような活動の設定をしなければいけない、ということです。
例えば、「ここでこの単語を覚えるのは、後で本文の理解ができるようになるためだ」とか、一番典型的な例(だと私が思うもの)は、「ここでこの文を読む(聞く)のは、後であの表現活動をするためだ」とか。
そのような、生徒が目標というかゴールとして意識する活動みたいなものを設定すべきだ、ということを感じていました。

しかし、それは本当にそうなのでしょうか。生徒は本当にそれを目標としたいのでしょうか。
多分そうではないでしょう。
生徒たちが本当に目指しているのは、言語材料の理解や技能の習得(であるはず)です。
そこで教師が、「後でみんなに発表してもらうから、みんなしっかり練習してね」のような声かけをしても、それはあくまで外発的動機づけにとどまってしまうような気がします。
上の考えと絡めると、つまりここで「目標のすり替え」が起こっている気がするのです。
後の活動が目標であるはずがないのです。そうではなく、理解や習得に目標があるべきです。
そう考えると、ここでの声かけは「しっかり発表する力をつけて、堂々と発表できるようになるように、しっかり練習しようね。後で実際に発表する機会もあるからね。」のようになるのでしょう。

I think I ended up writing really messy ideas here, but I think it is really important to keep thinking about it. I really feel so.

2011年7月18日月曜日

You are not the others

Recently, I've found myself trying to be what I really was not.
That is to say, I was trying to imitate what my friends were like, excessively.

When I was small, I was often told that I couldn't be what I wasn't.
I am what I am. My friends are my friends.
I didn't particularly think that I wanted to be like my friends.
So, at that time I didn't know why adults around me told me that so frequently.

When I came up to the uni., I read in some books that it was actually possible for me to take some resources that I want myself too from my friends.
It sounded opposite to me from what I have heard for years, but I tried and it did work with me.
I worked that borrowing-resources technique for a year.

But recently, I found myself overdoing it.
Or rather, I was not perfect in it.
I've realized that it was not enough just borrowing the resources.
I need to make them my way, or I should keep myself.
I've realized I cannot be happy making myself like others.
I can learn from the others and should try to follow my friends' good points, of course.
However, still, I should try to make those good resources that I've got from the others mine.
In other words, if I just stop there, just imitating the others, it will sooner or later come into disorder.
I should adopt them deep within me, combine with my network, and make them what I can use in my way.

That's what I've been thinking recently.
Try to make my better self.
Rather that putting the others on my surface.
It just end up being ornaments.on my character.
I'd rather to polish the inside of myself.

2011年7月10日日曜日

語彙指導サンプル問題①+意識したこと

夏に後輩何人かを集めて、「単語学習の会」(と言ってもネット上の会なので物理的には会わない、笑)を開こうと思っています。
そこでは、私が最近読んだ本に書いてあったアイディア+自分のアイディアを使おうと思っています。
つまり、まず私がサンプル問題を作り、それに沿って自分達で単語学習用の問題を作り合って、それを解きあう。
そうやって、語彙を増やしていこうというもくろみです。




下に、そのサンプル問題と、後輩たちに送る狙いをまとめたものを載せます。


* * *


2011/7/10
Vocabulary

(Passage)
European Union leaders have agreed to amend the EU's passport-free zone to allow countries to impose inspections at borders in emergency cases.
The move comes in response to the influx of migrants from politically unstable North Africa to Europe.
Since January, about 40,000 people have crossed the Mediterranean into Italy to flee the unrest in Libya and Tunisia. Many of them entered France, causing disputes over border controls among EU member nations.
At the EU summit in Brussels on Friday, the leaders agreed to partially amend the Schengen border treaty governing free travel within Europe.
The measure will allow countries to resume border controls temporarily when they face a greater number of migrants.
European Council President Herman Van Rompuy said the resumption of border controls is only a last resort and will not undermine the core Schengen principle of free movement, which he called a fundamental right of citizens.
(ニュースで英会話 07月07の放送より抜粋 )


A. Unrest noun /ʌnˈrest/
> un-(prefix)+rest(suffix)
 
e.g. 1. It is feared that the civil unrest we are now witnessing in this country could lead to full-scale civil war.
      2. This condition, known as social unrest, can lead to outbursts of violence.
      3. ...anti-government unrest that ended with the violent army crackdown. (*crackdown=strong punishment on those who have broken the law)

Please guess which is the meaning for this word!!
  1. 平穏、平和
  2. 心配、騒乱、社会的騒乱




Definition!!
disagreements or fighting between different groups of people
(Cambridge Dictionaries Online)

B. Undermine verb /ˌʌn.dəˈmaɪn/
> under-(prefix)+mine(suffix)
e.g. 1. The President has accused two cabinet ministers of working secretly to undermine his position/him. (*cabinet= a group of the most senior ministers in a government, who meet regularly to discuss policies)
     2. Criticism just undermines their confidence.
     3. She felt undermined by the implied criticism.

Can you guess which is the meaning for this word?
  1. ~を過小評価する、~をみくびる
  2. ~を卑劣に攻撃する、(名声などを)傷つける




Definition!!
to make someone less confident, less powerful or less likely to succeed, or to make something weaker, often gradually
(Cambridge Dictionaries Online)

















Answers for questions: A. 2, B. 2




* * *


★このVocabulary Sheetの効用というか理論的背景☆


このVocabulary Sheetは、最近私が読んだ語彙習得の本の中で、クラスじゃなくって自習するようなかたちで使えるな、っていうアイディアをちょっくら拝借(w)してつくりました♪自分でも少しアレンジも加えています!!ので、どのくらい成功するかは果てしなく謎ですww


ここではそのアイディアというか理論的背景を説明していきたいと思います!! :)




  1. 語彙の獲得は、同じ語を最低6回は異なる文脈で観ることが必要!!
これは語彙習得の権威であるNationさんをはじめいろんな人が提唱している考え方です。彼と何人かの研究者の実験結果から、同じ語を2、4回違う文脈でみるのと6回違う文脈でみるのでは、習得の結果に大きな違いがあるということがわかりました。

本Vocabulary Sheetでも、なるべく多くの違う例文に触れてもらうことによって、この「回数の壁」を越えようとしています。また、抜粋元の長文をのせ、そのあとで単語を切り取って説明するという工夫も、異なるかたちで提示することを意識しました!!b

2. 処理の深さがキーポイント!!
語彙の習得では、より深いレベルでの処理をすることが大事だと言われています。うーん、深い処理って何ぞや??

門田・池村(2006)に、「処理水準モデル」という認知処理モデルの説明があります。
処理水準モデル(level of processing)は認知過程がいくつかの水準の処理からなり、ある項目に対する処理の水準が深いほどその項目の記憶が強固になることを仮定する。

この本ではこの理論の妥当性を説明する研究として、ある実験の結果を説明しています。その実験では、単語の形やスペルを意識したり、発音をしてみるなどの浅い処理よりも、意味を考えさせるような深い処理をした時の方が単語の記憶が良かった、という結果が出たそうです。ほーう。
本Vocabulary Sheetでは、初めから意味を出さずに、まずはなん文かの例文をみて、意味を推察してもらいます。そうすることで、意味のレベルでの深い処理をしてもらおうというのが狙いです。

3. スキーマの活性化!!
「スキーマ」の言葉にもううんざり、という方々、ごめんなさい笑。語彙の分野でも、スキーマの活性化だいじっしょ!!って声があります。というか、語をネットワークの中に組み込んで、すでにしっていることや、thematic clusterによってまとめることの重要性が言われています。ということで、単語に行く前に長文の中で読んでみると、おぼえたい単語が自分が知っていることとか、長文のテーマに関連付けされて覚えられます。ということは、長文は自分がある程度知っていることとか興味があることについてだといいかもしれませんね!!また、長文以外にも、自分の昔の経験とかそういうことを思い出してみることもいいようです♪(あのときこうだったなあ、これがおこったからおれはunderminedになっちゃったんだなぁ、とかw)

4. 語が持っている情報は、意味、音、文法!!
語が持っている情報は、意味情報、音韻情報、統語情報の3つなんだといわれているそうです。よって、①発音チェックは大事ですね②意味は大事ですね③どんな使い方をされるのか(動詞だったら目的語とれるか、それは人か物か、ingかto不定詞かみたいなものですね)も大事ですね。あたりさわりのないことを言いましたねw
ちなみに、派生語や語の成り立ち(語根、接頭辞【un-,in-,under-等】、接尾辞【-sion. -ate, tion,等】)のチェックは意味・統語的な観点から必要だと思われます。




はい、ながくなりましたね(-_-;)そして、少し難しい話も出てきちゃいました。。。ただ、それぞれかみくだいて簡単な説明も加えておいたつもりです♪ので、こだわらずに、分かりのいいところだけ読んでくださればと思います!!

本Vocabulary Sheetを使う・作るときには、ここで書いたことを意識してみてください。すると、力が付いていくことを実感できると思います♪


2011年7月10日
スモーラー


参考文献
望月正道・相沢一美・投野由紀夫.(2003).「英語語彙の指導マニュアル」.大修館書店
門田修平・池村大一郎(編著).(2006).「英語語彙指導マニュアル」.大修館書店

* * *


てな感じです。
まだまだ勉強中の身なので、つっこみどころも多いかと思います。なので、後輩たちのフィードバックを受けながら、実践的に洗練していけたらと思っています。

2011年6月26日日曜日

適格な目標達成を考える

下の記事の適格な目標設定の基準に照らし合わせて、いくつかの目標を練り上げることにする。

①模擬高校授業

  1. 肯定的にする→将来の授業案を考えるため、模擬授業を行いたい。
  2. 自分でできることか、続行できるか→可能であるが、月に一度でよい。参加できる人間を集める必要はある。しかし月1の束縛ならば問題はないと思われる。
  3. コンテクストの明確化→ESSの一年生何人か。空き教室で。まず夏休みに何回か。よければ後期に入り定期的に。
  4. 感覚的に→やれる、という手ごたえを得る。役に立っている、という達成感。
  5. 段階に分けて、順序立てて→まずはやりたい活動を3個ピックアップする。実際に自分でできる状態にする。人を集める。場所と日時を決める。作った試案を実行する。フィードバックをもらう。これからもやる了承を得る。実際に授業を作る。
  6. これから必要なリソース→説明に必要なクラスルームイングリッシュ。マテリアル。
  7. 目的達成の証拠→参加者からの肯定的なフィードバック
  8. 強制力のある表現→ここで成功しなければ後2年で高校の先生になどなれない
  9. エコロジー→教育実習との両立が大変だが、決して相容れないわけではない。教室での生徒理解や、教師としての一般的スキルを学ぶ。
よって、目標としては、
「とりあえず夏休みに高校の模擬授業案をESSの何人かを対象に行い、高校での授業に使える活動のストックを増やし、自信につなげる。そして後期につなげる。」
ということになる。

うーん、何か微妙に違う気がする笑。というかもともとこの題材が馴染んでない笑。
もういっちょ!!

②集団運営能力の向上
  1. 肯定的にする→クリア
  2. 自分でできるか、続行可能か→クリア、但しあくまで自分が率先している集団があることが必要。よって、当座は「実習先のクラス」とでもしておこうか
  3. コンテクスト→実習中の3週間、実習先のクラスで、しっかり16コマの英語の授業をやり遂げ、全員にB以上の評価をあげられるようにする。
  4. 感覚→楽しさと快感を得られるように
  5. 小さく分け、順序立てて→夏休みに8つの指導案を完成させる。指導教官にOKをもらう。実行し、生徒たちの理解度をあげる。
  6. 必要なリソース→指導力。活動のandに関する知識。Motherly English.
  7. 証拠→評価規準で全員B以上(つまりクリア)
  8. 強制力→これをしないと生徒の将来をつぶす。また、単位が出ない笑
  9. エコロジー→クリア
つまり、「実習で、中学校一年生に教えるために簡単な英語で説明する力や様々な活動の知識を身につけながら、生徒にしっかり目標の言語材料や題材を全員B以上の成績をあげられるほどに理解させ、教師としての喜び、自信を垣間見たい」くらいかな。


なんかまだまだ下手な気がする。目標が肥大化していってるだけな気が…笑


とりあえず、目標を的確にするためには、①実現可能性②具体性③達成有用性、の3点を熟慮することがキーな気がするのでした。ちゃんちゃん。

NLP ノート2

地図を明らかにする(現在のプロセスを作っている構造の理解)
適格な目標の設定
必要なリソースの適応
目標の達成
(常に状態の管理?)


適格な目標を設けるための判断基準は下のようになっている:
①肯定的に表現されているか
②自分が実行、継続できることか
③コンテクストが明示されているか
④感覚に基づいた言葉で表現されているか
⑤目標は簡単に対処できる段階に分けられて、一定の順序に配列されているか
⑥使われるリソースがたっぷりと盛り込まれて目標・計画が表現されているか
⑦目標達成の証拠を特定できるようになっているか
⑧強制力のある表現になっているか
⑨エコロジーはチェックされているか



上の目標達成プロセスを助けるメタパターン
  1. 適格な目標を立てる
  2. ペース合わせ/マッチング
  3. キャブリエーション
  4. エコロジーのチェック
  5. 反応の柔軟性を高める
  6. 状態を顕在化させる
  7. 状態を発生させる
  8. 状態を中断する
  9. アンカーを設定する
  10. 肯定的な意図にアクセスする

2011年6月24日金曜日

Leadership

Recently, I've been thinking about leadership.
I've had some opportunities to lead some groups, and have found that I am sometimes at lost what to do in order to improve them. Problems are sometimes about the motivation of members, sometimes the management of members, sometimes about events or sometimes about the relationships with members/among members.

Today, I found an interesting article on leadership:リーダーシップの5原則を考える - モチベーションは楽しさ創造から

Here, let me summarize what is written on this page. Author has three points that are essential:
1. Focus on problems, not on individuals. Point out problems, but do not make it just accusations against one person. Give feedback to everyone in a group.
2. Respect the other's self-confidence and self-esteem.
3. Always be conscious of the importance of conductive relationships with the others.
4. Leaders are for changes, which the others are reluctant to make
5. Be the first to do it. Don't be afraid of making mistakes. Be the model.

In short, when you are a leader of a group, please take care of the relationship(s), and if the group is in disorder, take an active initiative.
Taking these perspectives into a consideration, I was not so sure if I was successfully fulfilling these elements. Rather being a real leader, I was just a member of groups which I was in. So I'll do my best to manage the groups and have more constructive discussions.

2011年6月19日日曜日

2年の時のデータ

たった今、2年の時(つまり去年)の英語科教育法での比較導入MTの音源を聴いてみた。
名前をアルファベットでつけてたり、絵もめちゃくちゃなの持っててたりしたなあ。
まあそういえばあの時は、良く自分の狙いが分かってもらえてなかったりもしたし、
結構落ち込んだ覚えがある。だから今ゼミやってるってのもあるし。

でも、自分さらっと二個、いいこと言ってた。
一つに絞ってやりたかった、っていうのと、興味・関心が引き付けたかった、っていうの。
なんか不満な、っていうか、よくわかんねえぞ、みたいな声が上がってたけど、そこは良く言った俺、って思った。

最近よく思うのだけど、自分は大学入った時の英語教育への不満とか、高校時代の不満とか、こうしたい、っていう思いとかを、結構忘れてしまった気がするなあ。
自分ひとりの不満や理想論で授業したいとは思わないけど、でも、あのとき抱いてた「こうしたい」とかっていう野望は、絶対失っちゃいけないと思う。そっから俺はスタートしたんだ。

昔のデータは、自分のスタート地点と野望を思い出させてくれた。俺は絶対、学習者に寄り添いきって見せる。

2011年6月12日日曜日

NLP ノート1

私は以前、NLP (Neuro-Linguistics Programming) の有用性の高さに注目し、独学しようと試みたことがあった。大学2年生のころからインド哲学(特に仏教)の一端を学び、それからは西洋的なものの見方に(無差別に)懐疑的になっていたため、自分の考え方を見直そうとNLPからの脱却を図ろうとして、結果NLPからも足が遠のいていた。しかし最近になって、寛容性のなさや、悪い方向に物事を勝手にとらえてしまうなどの兆候が見られる気がしたので、またNLPを勉強しようと思う。
NLPは、誤解を恐れずに言うならば、考える方法 (how) を提供してくれるツールである。創始者であるリチャード・バンドラ―、ジョン・グリンダーの二人は、当時心理療法界で名をはせていた3人の人物のバーバル・ノンバーバルなコミュニケーションパターンを分析し、プログラミングした。これがNLPとなったのだ。このように生まれたNLPだが、療養的効果のみならず、一般的な「より良い生」を求める人たちにとって、強力なツールとなり得る。しかも、この考え方のフレームは、様々なところで応用が可能である。(という、NLP界の様々な人たちの主張である。笑)


ここまでが簡単なNLPの紹介である。以下は私の公開ノートのようなものである。みなさんが学べるか否かには全く配慮していない自己満足ノートなので、あらかじめご了承ください。笑

①ヒューマンテクノロジーであり、人間の体験の中で作用する。それまでの心理学がwhyを探求していたのと比べて、NLPはhowに焦点を置く。「心―身」のテクノロジーとでも言うべきもの。
②NLPのコンポーネントとしてあげられるものは、ニューロ、言語(あらゆる記号システム)、プログラミングである。
情報処理のモデルは次のようなものである。次の図はホール(2006)より抜粋。
メタステート(「状態に関する状態」)
↑↓
信念/価値観
言語(メタレベルの信号)
サブモダリティ
心の中で上映される映画の
映画的特性・・・各代表システムの特性から生まれる
↑↓
モダリティ
感覚に基づいた表象
意識に先立つ神経学的コード化
 人間は世界そのままを知覚するのではなく、感覚的に認知した後、それを自ら地図に書き、言語以前のレベルでまた地図を書き、言語で抽象度をあげて整理する。その時の体験が他のモダリティと結び付き、プライマリ・ステートがたがいに融合していき、価値観や信念が形成されていく。これを管理するために、メタ・ステートな観点を持つことが必要となる。また、世界に対するとらえ方を良い方向にかえるためには、情報処理の上位(サブモダリティ)にアクセスして、それを変えてやることが必要になる。これが可能だという考え方を支えるのが、「世界そのものを所有するのではなく、地図を描いてるだけ」という考え方である。現在の状態を観察し、理想の状態を十分にイメージして、二つをつなぐためにはどのようなリソースが必要なのかを検証する。その時に使うパターンをNLPは提供する。


(参考)
NLPハンドブック―神経言語プログラミングの基本と応用 L・マイケル・ホール著、橋本敦生監訳、浅田仁子訳 春秋社 2006

MIT OpenCourseWare etc.

There are some useful instructive Internet sites that you can gain a lot.
You can watch (,listen to, or read) some lectures of unis for free.
(Please note that none of them I found by myself: there were some people who recommended them on the web.)

Free Online Course Materials | MIT OpenCourseWare
Academic Earth | Online Courses | Academic Video Lectures
YouTube - ‪Education - YouTube EDU‬‏

You should also make the most of iTunes U.
All you have to do is to get iTunes for free, connect to iTunes store, and hit iTunes U on the top of the screen.
You will find numerous lectures there. I almost fainted with joy. haha

2011年6月11日土曜日

Jun 11th, 2011

Today's resolution: I'm getting more and more bigger assignments. I got to handle them. Jesus.

2011年6月10日金曜日

Jun 10th, 2011

Today's resolution: Discard my stupid pride: I cannot do what I cannot do. Rather, embrace new ideas and skills.

2011年6月6日月曜日

Jun 6th, 2011

Today's resolution: Do what I said  I would do. I don't want to be a liar so...

2011年6月5日日曜日

Which is me?

目標
  • Whichを使って、文を作ることができる。
  • 質問を通して、自らのことを知ってもらい、他の人のことについて知る。
備考

  既にWhichは導入済みであり、本活動はその導入後である。

流れ
  教師がいくつかモデルとなる質問をする。(e.g. Mr. A is a guitarist. Mr. B is a pianist. Which is me?)
        次に、生徒自身がいくつか自分に関する質問を作る。
  そして、ペアを作り、たがいに質問をしあう。
  このとき、授業者は、肝心のWhichを使っていることを確かめながら机間巡視する。
備考
  ことによっては"Which is me?"は最初と最後の二回言うことにしてもよいかも。
  次にAdvancedとしてWhich is ○○, A or B?のような文を作らせる活動を入れてもよいかも。
  宿題でQuizを作らせてくるのもありだと思う。

実際に塾でやってみた。その生徒は、当初から「簡単な会話ができるようになると良い」と言ってたり、ゲーム的な要素を入れたりして「砂糖で甘くして」あげないと極端に集中力を切らしてしまうような子だったので、このような活動をとりいれた。また、辞書を目の前に出しておいたら、まんまと「辞書使っていい?」と聞いてきたので、「May I use your dictionary? は?」といって、英語を使わせ、辞書を自主的に使わせることに成功した。「田尻先生、辞書を使わせたいです。」作戦成功。かなり目標達成がうまくいった活動だったので、記念にあげてみましたw

『ことわざの知恵』岩波書店辞典編集部編、岩波新書

私の日本語べたは今に始まったことではないが、最近特に、自分の中にストッパーがかかり始めている気がする。本来の能力のなさに加えて、心理的なものまで加わったら、まずい。
ということで人知れず「日本語の勉強シリーズ(self teaching)」なるものを敢行しているのだが、この本はさしずめ、記念すべきシリーズ第二講に当たる、といったような位置づけであろうか。

日本語のみならず、世界には様々なことわざがある。日本語のことわざには中国、ヨーロッパなどから輸入されたことわざも多いが、それらはなかなか気付かないほどに日本語のことわざとして定着している。例えば、「転石苔を生ぜず」などは良く知られた例なのではないだろうか、元のことわざは英語の"A rolling stone gather no moth."に由来するし、「ペンは剣より強し」などは、うまく日本語で韻が踏まれているが、ラテン語に由来することわざである。また、ことわざにはその意味が取り間違えられている例も多い。「情けは人のためならず」などはその典型例だ。また、日常生活の感覚から生まれたことわざなども収録されている。

この本を読んで、「ごまめの歯ぎしり」をせず、「三つ怒って五つ褒め七つ教え」ようと決めた。

『生徒の心に火をつける―英語教師田尻悟郎の挑戦』横溝紳一郎、柳瀬陽介、大津由紀雄、共著 教育出版

突然だが、先日、学部の友人が面白い記事を書いていた。彼の言っていることは、まさに私が本著から得た大きな知見として書こうと思っていたことであった。本を読んで「うーん」と唸り、さらに彼の記事を見て再びPCの画面の前で「う、う、う~ん」と唸ったわけである。いやはや、本当に私は素晴らしい頭脳を持った(そして素晴らしい人間性を持った)友人たちに恵まれたものだ。

というわけで、上の記事を参考にしていただきたい、と書いて終わりにしたい。が、それではさすがに怒られる(?)と思うので、駄文ながら少しは書いておこうと思う。


友人の記事にもあるが、「最終的な目標→中期的目標(多分、学年の目標等がこれに当たる)→短期的目標(多分、単元や本時の目標)」という方向で考えていくことが大事であると本書は説く。また、目標があって初めてどのようなテストを作るのか、どのような教材を用意し、どのような内容を教えるのか等が決まってくる。これを、Backward designと呼ぶそうな。とにかく、この本で一番目から鱗というか、身を引き締めさせられたのは、この考え方である。最近、自ら自主ゼミを立ち上げて、どのように授業をしていくのか、どのような授業案が考えられるのかを、実践的に考えているつもりであった。しかし、こて先にばかり目が奪われてしまっていたのではなかろうか。大枠の目標があってこその授業テクニックであり、授業案なのだ。最終的な目標を見据えて、どのような単元の目標を立て、どのような時間の割り当てでその項目をこなしていくのか。そのようなことを、実際には考えなければならない。文法項目を小分けにして、なるべく小さな単位で出して・・・しかし、実際にそれで間に合うのだろうか?その項目を本時でやって、その単元での最終的な目標は?そこに到達するために、本時で何をして、残りの時限で何をするのか?いろいろ考えさせられた。

また、本書で得たもう一つの大きな教えは、「生徒が挑戦できるような(したくなるような)、そういう学びを提供する」という考え方である。私は、「こんな活動は無理だろう」とか、「これでは難しすぎる」、そのように考えて、生徒が無理なく学べるような方法を模索することが重要だと思っていた。ところが、それでは「生徒の心に火がつか」ない。生徒が、「よーし!!」とか、「こなくそ、次こそは必ずやってやる!!」と思えるような課題を出すことが大切なのである。適度にチャレンジングであり、生徒が「できそうであともう少しのところでできない」ような課題を提供してあげることが大事なのだ、と本書では説いている。そこに本当の学びがあり、生徒の「分かった!」「できた!」という学びがある。生徒の実態をよく観察する必要性というのが、ここからも感じられる。

これは、将来是非購入したい一冊である。多分来月・・・いや、2ヶ月後・・・うーん。。。

2011年6月4日土曜日

June 4th, 2011

Today's resolution: At least do 3 assignments and have a luxurious day-off on Sunday.

2011年6月2日木曜日

2011年5月31日火曜日

May 31st, 2011

Today's resolution: Don't try so hard, stay smiling, don't get pissed off: stay happy, stay calm.

オールイングリッシュ案

①全体的な



Objective:内容(No One’s Perfect part①)の理解
Procedure:
①   <Warm-Up>(4min)Picture…He is cool, rich, and has a beautiful wife and live a happy life. Is he perfect? Does he have a problem? What does he need to be perfect then?→The title is “No one’s perfect.”→Everyone has some problem(s). Let’s learn the author’s idea.
②   <Pre-reading>(6min)ask some questions: What was not ordinary when the author was born? Who created a shocked reaction when they were born? What did his father think over? Why couldn’t author’s mother see her baby?
③   <Answers and Explanation>By answering questions, explain the important sentence and check the passage’s content. (10 min)
④   <New words and phrases> Use gestures or/and pictures. Or paraphrase. Students confirm by answering in Japanese. (6min)
⑤   <Post-Reading>(15min) In groups, please make a brief summary of around 50 words. In your summary, you can use sentences in the textbook but if you can make up easy sentences by yourself, it will be better and easier to make summary. When you talk in your group, you can use Japanese so please check whether you have understood the content with your friends. Please help each other and make a good summary.
⑥   <Consolidation>(9min) What did his father think when he didn’t let the author’s mother see her son? Please write down.
工夫した点:Pre-reading を入れることによって、生徒に問題意識を持たせながら読ませ、どこが難しいポイントなのかを明確にさせる。
また、Post readingにグループ活動をさせることで、Explaで理解がついていかなかった生徒も他の生徒の話しあっているのを聞く、助言を受けることによってフォローアップとなる。全体で授業者一人がQ&Aで理解状況を把握するのには限界があると考え、何らかの形で生徒たち自身が理解を確認、教え合うことが大事だと考えた。

授業ではこのPost-Readingをやる。


☆要約は難しいと思うが、本文はもともとがそこまで長くはないし、チャレンジングにしてもいいのではないかという判断。そもそも、チャレンジングだからこそ、話し合いが生まれ、理解の補足のしあい(つまり話し合い)が生まれるのではないだろうか。


②構文説明の案

オールイングリッシュで進めるとなると、どうしても構文の説明が厄介になる。簡単な文でいいかえる、簡単な要約みたいなもので内容の把握をさせる等の解決策もあるが、結局内容は分かってもその分の構造を直接説明するわけではないので、弱い。文構造は直接やはり解説したいものだ。
そこで、解決策としては、だんだん文を大きくしていく、ということができるかもしれない。まずは文の最小限の内容だけ出しておく。そこから修飾している語や節などをつなげていき、完全な文にするというものである。こうすることで、①文の最小単位がわかり、5文系でどの分類に当てはまる文か等の、簡単な構造を把握できる、②修飾関係、節・句などが何詞の働きをしているか、等がわかる、等の効果が期待できると考える。

<サンプル>No One’s Perfect
①l.11 But my father thought over what would happen when my mother saw me.
My father thought over ○○.
What did he think over?
My father thought over what would happen.
When would it(何か起こること) happen?
My father thought over what would happen when my mother saw me.

☆1what would happenは「考えたこと」だから目的語(句)(O)になる名詞節
☆2when my mother saw meは本来必要のない追加情報で、what would happen
を修飾する副詞句

②l.8 She realized something serious must have happened, but at the same time it was hard for her to ask anything.
She realized ○○.
What did she realize?
She realized (that) something serious must have happened. ―1
it was hard.

For whom was it hard?
it was hard for her.
What was hard for her?
it was hard for her to ask anything. ―2

1の文と2の文の関係は?→反対のことが(but)同時に起こっている
(at the same time)!!
She realized that something serious  must have happened(1)
but at the same time
it was hard for her to ask anything.(2)

(1)☆1that some thing must have happenedは気づいたことだから、
目的語(句)(O)になる名詞節
(2)☆2it was hard for her to ask anythingは、
”it is(was) ~for… to do something”の構文だね!!



もし、構造説明なんてそんなに難しくねぇだろ、とか言う人、ごめんなさい笑