2011年9月18日日曜日

これまでの実習を振り返って

教育実習も残り一週となりました。これからの方に反省を生かしていくためにも、あえて今、ここまで学んだことや反省点をまとめておきたいと思います。


今回は、次の5点を主にまとめたいと思います。もちろん他にもたくさんあります。しかし、今は焦点を絞って反省したいと思います。

  1. 生徒を見て授業をする
  2. 宿題は、flexibleなもので、intakeまでされていることが最低条件
  3. 授業の目的をはっきりさせる
  4. 生徒に「教える」ために、教材研究は徹底的に
  5. キカンジュンシの目的
上から順に反省していきたいと思います。陰鬱な反省タイムスタートです。。。

①生徒を見て授業をする
これはまさに当たり前のことですが、今でも完全にできていると思いません。視線はやっていても、「次なんだっけ」とか「本文の内容は…」とか考えていて、上の空になっていることが多いからです。最初のころ、生徒が水を飲んでいたらしいのですが、全く気付きませんでした。右手前の生徒が本当に退屈そうにリピートしているのに最近まで気づきませんでした。生徒の興味が向いているのか観察するために、また向けさせるためにも、これは大事ですね。「前って本当に何でも見えるんだからな」、と心からいえる教師になりたいものです(監視的な意味だけではなく)。

②宿題はflexibleなもので、intakeまでされていることが最低条件
今回、毎回の授業で宿題を出しました。しかし、そのやってこないことやってこないこと。正直生徒の優秀さに甘えていました。モチベーションの高い、低いは本当にまちまちです。ですから、無理に多くをやらせるよりは、少なくとも初めは量や難易度は自由にするべきなのかな、と感じました。また、僕の宿題の出し方が、余りにも自己表現を自由にさせようとするものでした。生徒が何をすればいいのかわからない、単純にキャパオーバーということもあったと思います(辞書などを使ういい機会なのかなと思ったのですが、指導不足でそんなにうまくいきませんでした)。よって、授業で完全に理解させoutputのレディネスができていることが最低条件だと感じました。また、学習段階によって自由度を変える必要ももちろんあるのだと思います。

③授業の目的をはっきりさせる
これは友人の授業を見ていて改めて強く感じたことです。たとえ学ぶことが多い第1学年でも、しっかり授業の目標をとらえさせ、あやふやにしない。そのためにも、フォーカスのきいた授業を組み立てる必要があるなと感じました。

④生徒に「教える」ために、教材研究は徹底的に
この前の授業で、文化や言語に関する授業を行いました。その中で、生徒の興味をひくためにブレインストーミング(もどき)をしたのですが、そこで風呂敷を広げすぎてしまったり、あいまいな知識ゆえに生徒からの予測していなかった反応にきちんと答えられなかった、ということがありました。「嘘」は生徒の信頼を最も失う行為だと感じています。「教える」ためにも、これは大事ですね。

⑤キカンジュンシの目的
これは最初から最後まで難しさを感じました。僕は最初、生徒のころの印象から、ついキカンジュンシを「監視」の面からしか捉えられていませんでした。しかし、実習中いろんな方の授業を見たり考えたりする中で、他にも多くの側面があることに気づきました(これぞかめさんですね。。。)。生徒の理解度を見る、どれくらい終わっているのかを見る、ほめる、フィードバックを与えるなどなど。特に、この前研究授業の際に長期研修の先生がおっしゃっていた、「キカンジュンシは宝探し」という言葉が非常に印象に残りました。


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重ねてにはなりますが、本当に多くの反省点が挙がりました。最後あと少しですが、少しでも多く改善していけたらと思っています。