9日と10日の2日にわたって行われたのですが、私は10日のみ参加しました。
シンポジウムの目標は、CEFR-Jの取り組みを多くの先生に知ってもらうことと、どのような意義や影響があるのかを伝えることであったと理解しました。
特に、参加した2日目はワークショップ中心で、どのような指導法が可能なのかが、CEFR-Jのレベル別に紹介されていました。
シンポジウムに出た(しかも片日参加)くらいでは、到底その取り組みを理解できた気はしませんが、それでも思ったことを整理するためにこの記事を書こうと思います。
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最大の特徴は、やはり'Can-Do' statementとしての性格でしょう。
つまり、learner-centeredである、ということです。
学習指導要領は、「教師が」何をどのように教えるべきかという視点で書かれています。
CEFR-Jの'Can-Do' statementでは、「学習者が」何をできるようになるのかが記述されます。
CEFR-Jによって、生徒は自分がどのような能力を身につけたいのか、そのニーズを把握し伝えることができるようになると考えられます。
また、学習者は目標を明確にとらえ、その達成度を自己評価することができます。
これらの点において、CEFR-Jは学習者が自分の学習の手綱を握ることを助けることができるのです。
また、教師にとっては、CEFR-JのHorizontal Aspects、つまり能力の区分の多さにより、狭い範囲だけの能力だけを伸ばしていないか、本当に自分が養いたい力を伸ばせているか確認することができるという利点もあると考えられます。
-CEFR-Jの、考えられる今後の課題
これは今回のワークショップを通じて感じたことなのですが、まだまだ日本人学習者の実情にあっているか疑問をかんじます。B1やB2のレベルは、大学生でもほとんど期待できない能力であり、ましてやC1,2は、ネイティブスピーカーのレベルであります。
すると、実質pre-AからB1までが日本人学習者のあてはまる範疇と考えられます。
これでは、すこし区分けが少ない気がします。より一層の細分化が必要だと思います。
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今夜はカフェイン取っていないためもう非常に眠いです。付け足すかもしれませんが今日はここまで。おやすみなさい。
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