2012年2月23日木曜日

AとBの優劣関係は絶対普遍?

ずっとひっかかってきたことがある。


例えば、大学の授業で「ここはこうのほうがいいんじゃない」という指摘がなされる。
うーんそうかとうなずいて、「Aの活動」の下に「Bの活動の方がよさげ」とかかく。(実際は理由などをつける)
そして、教室には「Aの活動ではなく、Bの活動が良いのだな」という雰囲気ができる。


しかし、本当にそれでいいのか。


実際には、「その場、その目的でAという活動を行うより、Bの活動を行うべきだ」ということにしかならない。
よって、それを提示する側は、「メリット・デメリットを踏まえて使うことが大事」というのだ。


言いかえれば、「AとBの優劣関係は絶対的なものではなく、時と場合が変われば当然ひっくり返る可能性が生まれる」。


こういった気持があるからこそ、指導にいろいろなバリエーションを持ちたい。



上のことと関係して、一つとても印象に残っている言葉がある(多分どこかの教育系の研修だったと思う)。

「その場の状況に合わせて柔軟に対応する、というのは、決してその場で対応を考えるということではない。ありとあらゆる場面を想定し、対応策を考え、実際の状況に応じてその中から取捨選択して実行する、ということなのだ。」


実際にそんなことができるか甚だ心もとないが、一生心に刻みつけておきたい言葉である。

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