前回の記事からずいぶん日が空いてしまいました。
実習はもはやお蔵入りの思い出になりつつあります。
その後は教員採用試験でてんてこ舞いになりました。
それが終わってからは遊びほうけました。
そして卒論に危機感しかない現在に至ります。
さて、最近は全く英語教育の本を読まない日々が続きまして、英語専攻の人間がこれで良いのか、などと自惚れた自問をした結果、以下の本を読んでおります。
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%80%8D%E3%82%92%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E6%95%99%E8%82%B2-%E5%92%8C%E6%B3%89-%E4%BC%B8%E4%B8%80/dp/446924547X/ref=pd_rhf_se_s_qp_39
去年の英語授業研究会の全国大会で先生のご講演を拝聴してから、ずっと読みたいと思っていた一冊でしたが、そんな記憶はほこりをかぶって私のホルマリン漬けの頭の奥底ににたにたしながら眠っていた訳でして、まあ今更になってどっこいしょと重い腰を上げて読み始めました。そうです、卒論からの逃避行第一弾です。
最近はPPPでごりごり押していけばえーじゃないか、どーせ定着なんてしないんだから一通り教えきっちゃってちがうところでタスクかなんかさせて記憶呼び起こさせてごちゃごちゃetcと思っていた私ですが、
これをみてまた「んーやはりタスクを先行させ必要性を感じさせてから形式を出すのもよろしいじゃまいか」と思ったりしました。そうです、教育観をコロコロ変える不勉強な学生というのは私です。
この本の中で何故か(f on fが主眼なはずの割に)わりとページ数が割かれているのが内容中心教授法で、そのなかでもやっぱりぼくは派手物好きなのでイマージョンにひかれてしまいました。
ところで先日、上智大学でCLILのお話があったので行ってきました。周りは大学の先生方ばっかりでかなりういてた僕ですが、頑張ってきいてきました。
CLILにしろイマージョンにしろ、一つ僕が思うことがあります。これは多分僕が不勉強なのが悪いです。ただ、
具体的な方法論が欲しいなあ
と思いました。K藤学園さんなんかが日本イマージョン教育の重鎮ぽいですが、カリキュラムとかどうなっているのか是非勉強したいですね。
カリキュラムは具体的にどうか、教師への条件は(具体的な英語力はどうか、どういう経験や研修が必要か)、それぞれの教科でどのような手順で学習が進むのか(日本語で行われるものとの相違は)等、山のように質問があります。
特に知りたいのは、scaffoldingの具体的な方法ですね。ここが各教師の授業を工夫する一番のポイントになってくると恐れ多くも思っています。例とか教えていただけたら幸せです。
この前友人が、将来イマージョン教育の学校を建てたいと言っていて、僕も建てたくなっちゃったりしました。そうです、自分を持っていない学生というのは私です。
PS. この前教育実習の指導教官の先生とお話ししました。先生はスピーチやディスカッションをさせたいが、スピーチで話している生徒以外をどうするか、聴いたスピーチを評価させるくらいしか分からない、とおっしゃっていました。ぶっちゃけしっかり評価させるんでもいいし小グループにして発言者数を確保するのはありかなと思いました。
ただ、上のイマージョンと合わせて、やはり現場の先生に具体的な方法論をもっと伝えていくことが必要なのではないかと思いました。あれやれこれやれだけでなく、こうやって、までフォローしていただけたら助かりまする。。。(to no one particularly)